アトピー症状の違いを知ろう

大人でも発症してしまうアトピーの実態
肌トラブルとアトピーは症状が似ていて間違えやすい
ステロイドで大人のアトピーが緩和される

肌トラブルとアトピーは見分けることができる

アトピーは子供の頃に発症することが多いため、大人になって発症した人は気づかないという方が多いようです。しかし、発症していることに気づかずに放置していると進行します。アトピーは肌トラブルとは違うので、見分け方が重要になってきます。

アトピーと間違えられやすい肌トラブルとは

大人のアトピーは3つの肌トラブルと間違われやすいです。自分に起きている症状と当てはまるか確認しておきましょう。

乾燥肌
乾燥肌は、ドライスキンと呼ばれる症状になります。肌の角質層の水分が不足して起きてしまいます。通常であれば肌がカサカサした状態ですが、悪化すると白い粉をふきます。ストレスや睡眠不足で皮脂量の低下が低下すると、肌の保水機構が崩れてしまい乾燥肌になります。
蕁麻疹
蕁麻疹は、アレルゲンへのアレルギー反応、入浴や運動により体温が上がることで起きてしまいます。蕁麻疹にはいくつか種類があり、その一つとしてコリン性蕁麻疹が挙げられます。症状としては、皮膚に赤みのある発疹が急に出て、痛みやかゆみを伴います。この症状は、アトピーと異なり数時間程度で発疹、かゆみ、痛みが消えます。
湿疹
湿疹は一般的な肌トラブルです。皮膚炎と呼ばれている症状は、湿疹と同じものと考えても良いでしょう。この症状は、外部からの刺激によって、肌を守るために起きてしまう肌トラブルです。湿疹が現れる原因は、アレルゲンへの反応、太陽の光、皮脂の分泌異常、細菌の感染症などで起こります。アトピーと症状が非常に良く似ていて見分け方が難しいといえます。

アトピー×かゆみの見分け方

症状が続く期間、アトピーの特徴をしっかり理解していれば、普通のかゆみも見分けられるようになります。ここで紹介する項目に該当するなら、皮膚科などの専門医療機関で診察してもらいましょう。

半年以上も症状が続く
肌トラブルと似たような症状が、大人であれば6か月以上続く場合はアトピーの可能性が高いといえます。アトピーを放置しても自然に治るということはありません。そのため、適切な治療を受けて治さなくてはなりません。アトピーに効果的な薬は市販で買えます。しかし、自己判断で行ってしまうと悪化する可能性もあります。自分で判断するのではなく、専門の医療機関へ足を運んで医師に診てもらいましょう。
長期的にかゆみが続く
アトピーは何度もかゆみを繰り返す症状が現れます。本来のかゆみは、肌についた異物を取り除くために一時的に発生します。しかし、アトピーは普通のかゆみが激しくなり、長期的に繰り返してアレルギー反応として出てしまいます。また、掻いてしまうことでさらにかゆみが増していきます。このような症状は、治療をしても悪化したり、少し良くなったりの繰り返しでなかなか改善できません。長期的にかゆみが続くなら、早めに病院へ行きましょう。

大人のアトピーの進行度

大人のアトピーには4段階の進行度があります。進行度によってアトピー症状が異なります。また、治療方法も変わってきます。

軽微
肌がカサカサして乾燥している状態で、この段階では目立った変化はありません。同じ場所がずっと痒いということもありますが、この状態は非常に軽いものなので、日常生活に支障がなければスキンケアなどで改善できます。
軽度
この段階の症状は肌がカサカサし、皮膚が赤くなります。また、ささくれがあったり、白い粉が吹いたりする状態になります。アトピー症状が軽くても、皮膚の皮がボロボロと剥げ落ちる場合もあります。この頃から次第にアトピー症状が悪化していくのです。
中度
アトピーの状態が中度になると、肌の赤み、カサカサ、ささくれがどんどん悪化していきます。掻いた痕が皮膚に残ってしまい、腫れた部分が固まってしまいます。皮膚のひび割れから汁が出てきます。この汁は、デトックス反応になるので、見た目が悪くても我慢しなくてはなりません。
重度
アトピーの症状が重度になってくると、腫れた部分が赤くなり、粉を吹き、皮膚の剥げ落ちが酷くなります。また、兵疹や水疱、びらん、浮腫みなどの症状も現れます。この状態を改善するために、ステロイドや免疫抑制薬を使用します。

アトピーは完治する?

アトピーは、その人が生まれつき持っているアレルギー体質が原因だと考えられています。アトピーは専門病院や皮膚科で治療を受けることができ、症状の悪化を防ぐことができます。ですが、症状の悪化を防いでも、完全に完治できる治療方法がありません。しかし、適切な薬を使用して、正しいスキンケアを続けることで、症状を抑えたりコントロールできたりします。

アトピー治療に欠かせないステロイドの使い方

ステロイドに抵抗感を持っている人は多くいます。その理由としては、副作用が起きてしまうことが挙げられます。しかし、ステロイドを正しく使えば安全に使用できるでしょう。ここでステロイドの正しい知識を身に付けていきましょう。

ステロイドって危険なの?~正しい知識を身に付けよう~

ステロイドを使用した治療は辞めていた方がいいという言葉を耳にしますが、本当はどうなのか気になります。それを調べるために薬剤師に聞いてみました。


ステロイドは危険と聞きましたが本当ですか?
ステロイドはアトピーの症状を抑制してくれますし、多様の作用があり症状を抑制してくれる効果があります。しかし、ステロイドは、脂肪を増やす、糖尿病、骨粗鬆症といった副作用があります。また、ステロイドは一度だけ使用しても副作用が必ず現れるというわけではありません。大量のステロイド剤を点滴や飲み薬など、長期的に投与したときに起きる可能性が高くなります。また、ステロイドの塗り薬を使用するのであれば、医師に言われたとおりに使用期間を守りましょう。使用期間を過ぎてしまうと、皮膚が薄くなる、血管が浮き出てくるなどの副作用が現れます。決められた期間で正しく使用していたら、ステロイドの塗り薬を使っても副作用が起きるということはありません。

ステロイドは塗布する部位で使い分けよう

皮膚科などで処方されるステロイドの塗り薬には、いくつか種類があります。また、塗る箇所によっても効果の現れ方が違います。その理由としては、皮膚への吸収率が違うからです。ステロイドの吸収率が高い陰部や頬、頭皮などであればミディアムタイプのものが適しています。また、吸収率のよくない足や手のひらなどの部分は、ストロングタイプのステロイドを使用すると良いでしょう。塗り薬には、短期間タイプのものがあり、それを使用した治療方法もあります。ステロイドを肌に塗る際に、部分によって薬のタイプを使い分けることでより高い効果が得られるでしょう。

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